ロープレタウン

ロープレタウンの戦闘ルール -Battle-

更新情報

こちらに掲載しているルールは旧バージョンです。
最新のルールは、こちらで確認してください。



1.戦闘開始

ゲームマスター(GMまたはEM)が戦闘開始を宣言します。

2.セットアップ

参加者は自分たちの位置を確認します。プレイヤーキャラクター(PC)側を「パーティサイド」、敵キャラクター側を「敵サイド」と呼びます。
すべてのキャラクターは、自分が「前線エリア」にいるか「支援エリア」にいるかを宣言します。この宣言は冒険の始めに決めても構いませんが、戦闘開始時には明確にしてください。具体的な位置や隊形は最終的にGMが判断します。
前線エリアには少なくとも1人のキャラクターを配置する必要があります。前線エリアにキャラクターがいなくなった場合、次のラウンドからは支援エリアが新たな前線エリアとなります。
また、デバフ状態である場合は、このタイミングで抵抗ロールを行います。

3.イニシアチブロール(先制権判定)

PCの代表と敵の代表がSPロール(先制権判定用のロール)を行います。高い数値を出した側が先制権を獲得します。同じ数値が出た場合は再ロールします。

4.アクションの処理

先制権を獲得したサイドから行動を開始します。そのサイドのすべてのアクションが終了した後、後攻サイドのアクションを処理します。

5.ラウンドの終了

両サイドのアクションが終了すると、1ラウンド(約10秒間のゲーム内時間)が完了します。戦闘が続く場合は、ステップ3に戻ります。
以上の手順に従って戦闘を進めてください。



アクションについて

各エリアで、1ラウンド(約10秒)に1回だけ実行可能なアクションを以下にまとめました。

前線エリアでのアクション

  • 敵の前線エリアの1キャラクターに対してBP攻撃を行う。
  • 自身のサイドの支援エリアに移動する。
  • GMの裁量による1ラウンドで可能なその他の行動。

支援エリアでのアクション

  • 敵サイド(前線または支援エリアどちらでも可)の1キャラクターにSP攻撃を行う。
  • 魔法を使う。
  • 前線エリアに移動し、敵の前線エリアの1キャラクターにBP攻撃を行う(攻撃せずに移動だけも可)
  • GMの裁量による1ラウンドで可能なその他の行動。

注意点

  • SP攻撃と魔法の使用は前線エリアでは行えません。これらの行動を取る場合は、まず支援エリアに移動する必要があります。

BP攻撃とSP攻撃について

BP攻撃とSP攻撃の説明

  • BP攻撃:接近戦での攻撃を行います。これには、拳や脚を使った格闘技も含まれます。
  • SP攻撃:発射武器や投擲武器を使って遠隔から攻撃を行います。

判定処理のルール

BP攻撃(接近戦)

  • 基本ルール:
    • 攻撃側と防御側はBPロールを行います。
    • 攻撃側の合計値が防御側の合計値以上の場合、攻撃は命中し、防御側のHPを1点減らします。クリティカルの場合は2点減らします。
  • 特殊ロール:
    • 出目6(クリティカル):さらに1D6を振り足すことができます。6が出続ける限り、さらに1D6を加算します。この時、出目が「1」でも絶対失敗にはなりません。
    • 出目1(ファンブル):必ず失敗します。両者が1を出した場合は単に1を加算します。

SP攻撃(遠隔戦)

  • 基本ルール:
    • 攻撃側と防御側はSPロールを行います。
    • 攻撃側の合計値が防御側の合計値以上の場合、攻撃は命中し、防御側のHPを1点減らします。クリティカルの場合は2点減らします。
  • 特殊ロール:
    • 出目6(クリティカル):さらに1D6を振り足すことができます。6が出続ける限り、さらに1D6を加算します。この時、出目が「1」でも絶対失敗にはなりません。
    • 出目1(ファンブル):攻撃側のロールが1の場合、誤射が発生し、ランダムに選ばれたPCが1ダメージを受けます。この誤射は防御不可能です。両者が1を出した場合は単に1を加算します。

気絶・瀕死・死亡について

  • HPが1になったキャラクターは意識を失い、気絶状態になります。気絶状態は2D6時間続きますが、この期間中にHPが2以上に回復すると、即座に意識を取り戻し、次のラウンドから行動が可能です。
  • HPが0以下になったキャラクターは意識を失い、呼吸も停止して瀕死状態に陥ります。戦闘中であれば6ラウンド、それ以外では1分後に死亡します。しかし、死亡する前にHPが2以上に回復すると、即座に意識を取り戻し、次のラウンドから行動が可能です。
  • HPの自然回復については、適切な食事と睡眠を確保できる環境下で、1日に1点のHPが回復します。

状態異常(デバフ)について


タウンの世界では、様々な状態異常が冒険者を襲います。それぞれの異常は特定の「強度」を持ち、この「強度」に対抗するためには、能力値を用いた抵抗ロールが必要となります。毒や呪い、魔法によって付与されるデバフの解除には、そのデバフの「強度」に等しいか、それ以上の結果を抵抗ロールで出す必要があります。例えば、魔法によってかけられたデバフは、その魔法を唱えた時の「強度」を基準に解除の試みが行われます。

各状態異常の具体的な効果と抵抗方法
この状態にあるときは体内に入った毒が徐々に体力を奪います。体内に入った時点で即座にHPが1点減少します。次のラウンドから毎ラウンド、あなたのHPは1点ずつ減少し続けます。この毒の効果を克服するためには、次のラウンドのセットアップでBPロールで毒の「強度」以上の数値を出す必要があります。成功すれば、体内の毒が浄化され、その痛みから解放されます。
眠り この状態に陥ると突如として強制的に深い眠りに落ちます。戦闘の喧騒さえも感じられなくなります。この眠りから覚めるには、外部からの干渉が必要です。具体的には、ダメージを受けた衝撃や、味方による積極的な介入がある場合に目を覚まします。
束縛 何らかの力によって身体が完全に動かせなくなります。ただし、言葉を発することはできるため、味方に指示を出したり助けを求めたりすることは可能です。次のラウンドから本人のイニチアチブロールの権利は失われます。セットアップ時にSPロールで「強度」以上を出せば解除されます。
炎上 体が炎に包まれ、即座にHPが1点減少します。その痛みは一瞬にして全身を焼き尽くすほどのものです。この状態では自由に動くことができず言葉を発することも不可能です。さらに、燃え続ける限り自由に行動ができません。毎ラウンド、HPが1点ずつ減少し続けます。この危険な状態から脱出するためには、水や水属性の魔法が必要です。これらによって炎を消し焼けつく痛みから解放されることができます。
凍結 冷気が体を包み込み動けなくなります即座にHPが1点減少します。筋肉は硬直し体は氷のように冷たく、まるで彫像のように静まり返ります。この状態では自由に動くことができず、言葉を発することも不可能です。さらに凍結が持続する限り、次のラウンドから毎ラウンドHPが1点ずつ減少します。この冷たい呪縛を解くためには、火の力が必要です。火や火属性の魔法を使用することで凍りついた体を解放し再び動きを取り戻すことができます。
恐怖 圧倒的な恐怖が心を支配し合理的な判断ができなくなります。戦場でこの状態になると即座に前線から退避する行動をとります。具体的には前線エリアにいる場合は安全とされる支援エリアへと急いで移動します。しかし、すでに支援エリアにいる場合はその場で動けなくなり「無力」状態に陥ります。
沈黙 魔法や呪いによって言葉を奪われたっ状態です。沈黙がかけられると、あなたは声を発することが完全に不可能となり魔法の唱えることも指示や情報の伝達もできなくなります。 沈黙から解放されるためには次のラウンドのセットアップ時にMPロールで、その「強度」以上の数値を出す必要があります。
魅了 この状態になると、魅了した者の命令に無条件で従うようになります。これは強力な魔法や特殊な能力によって引き起こされる心理的支配で自分の意志とは無関係に行動することになります。戦場で魅了された場合、敵の指示に従ってしまうことで味方に危害を加えるリスクがあります。
魅了状態からの解放方法は以下の通りです:
・ダメージを受ける:戦闘中にダメージを受けることで魅了の効果が打ち消されます。
・MPロールでの解除:毎ラウンドのセットアップ時にMPロールを行い「強度」以上の結果を出すことで自らの意志を取り戻すことができます。
・味方による説得:味方がMPロール、またはCPロールを用いて、説得や心理的な介入を試みることで解除することができます。
無力 意識はあるものの何も行動する気力が湧きません。
盲目 視界が完全に遮られます。これにより周囲を正確に認識することができなくなり日常の動作や戦闘に大きな障害が生じます。具体的には、BP、SP、BP攻撃、およびSP攻撃を行う際にマイナス2のペナルティが適用されます。盲目から解放されるためには次のラウンドのセットアップ時にSPロールで、その「強度」以上の数値を出す必要があります。
混乱 心が混沌とし制御できない行動をとります。戦闘中、あなたの行動は完全に予測不可能となり以下のようなランダムな行動を取る可能性があります
・敵を全力で攻撃する:最も近い敵対者に対して全ての力を注ぎ込んで攻撃します。
・味方を全力で攻撃する:錯乱した心が味方を敵と誤認し彼らに攻撃を加えます。
・エリアを移動する:戦場の中を無目的に移動し位置を変えます。
・何も行動しない:混乱のあまり、ただ立ち尽くすだけで何の行動も取れません。
ダメージを受けるか、デバフ解除の魔法を受けると解除されます。
転倒
一定時間(通常は1ラウンド)地面に倒れる状態を指します。この状態にあるキャラクターは、いくつかの行動制限を受けます。具体的なペナルティは以下の通りです:
・魔法の使用: 転倒している間に魔法を使う場合、その発動ロールにマイナス3のペナルティが適用されます。これは地面に倒れているため魔法の発動が困難になることを表しています。
・SP攻撃の使用: SP攻撃を行う場合、SP攻撃ロールにマイナス2のペナルティが適用されます。ただし、攻撃の射程を特に注意する必要があります。転倒している状態では遠距離攻撃の精度が落ちる可能性があるためです。
・防御: 攻撃の対象となった場合、防御ロールにマイナス3のペナルティが適用されます。これは、地面に倒れているため攻撃を避けることが困難であることを示しています。
なお、このデバフは空中にいるキャラクターや、他の特定の状況では無効になる場合があります。転倒デバフは主にバランスを崩したり、力強い攻撃によって地面に打ち倒されたときに適用される効果です。